仁淀川町(旧仁淀村)森のお茶畑


2006年7月3日〜2007年6月16日まで
2007年6月26日〜2008年6月14日まで
2008年6月26日〜2009年6月17日まで
2009年6月29日〜現在まで

2006年
7月3日
今春の新茶の売れ行きがよかったので、新しく茶畑を借りました。場所は旧仁淀村森の梶屋敷です。用居の茶畑と違って、今回は割とよく仕立ててある茶畑で、隣は試験場でお世話になっているMさんの茶畑。おうちも近く、車もMさんのおうちに止めさせて頂いてます。用居は無農薬ですが、ここは農薬も使って栽培してみようと思っています。(無農薬にしようとしてもどうせ周りの茶畑から飛んできますしね。)

7日に茶業試験場の人に来てもらって整枝をすることになっていて、2日に見に行ったら、枝が張っていて畑の中に入りづらかったので、さっそく「裾刈機」を試験場から借りてきて、仕事帰りに刈りました。

あとは整枝のときに試験場の人に見てもらって、今後の作業を考えたいと思います。それにしても広い!!面積だけは早いうちに測っておかないとなぁ・・・


これ、1段目・・・


これ、2段目・・・

2006年
7月7日

茶業試験場の邑田研究員さんと西森技師さんに手伝って頂いて、整枝をしました。以前は一人で使う整枝機で管理されていたので、枝がかなり不揃いになっており、ある程度ならすように整枝しました。それでもまだ波打っていますが、これはかなり深く刈らなければいけなくなるので、来春一番茶摘採後まで待たないといけません。

3日に裾刈機でかなり横の枝を落としたものの、石積のところは一歩踏み外すと下の段へ転落・・・それでなくてもたまに枝が出ていたり、穴があったりして、後ろ向きで歩く整枝機では慣れない畑はかなり難しいですが、茶試のお二人はさすが、落ち着いて刈って頂きました。暑い上に仕事が立て込む中、ありがとうございました。


写真はまた後日掲載します。

っと、後で撮りにいくつもりが…
ごめんなさい。

2006年
7月14日
茶業試験場でメジャーを借りてきて面積を測りました。1段目が12m×28mの約3.5アール、2段目は15m×33mの約5アールで、合計8.5アールでした。

*1アール=100m2

そんなに手のかかる畑ではないのでよいのですが、肥料代がバカにならない(用居も合わせて秋と春で10万円近くかかる・・・)のに加え、来年の製茶が思いやられます・・・
2006年
7月31日
新茶の時期以降1回も肥料を入れていないので、少し入れたら、と言われて硫安をまきに行きました。本当はもう少し早い時期にまきたかったのですが、梅雨が長引いて遅れてしまいました。

茶畑の様子は少し新芽も出てきたところで、あまり変化はありませんでした。チャの木の上まで出てきていた草だけ引いてきました。

雨が多かったので、もち病(用居の茶畑参照)と輪斑病がけっこう出ていました。輪斑病は葉の傷から病原菌が入り、放射状に茶色く葉が枯れていく病気です。用居の茶畑と違ってここは秋まで刈り落とさないし、無農薬にするつもりはないので、あまりひどくなったら殺菌剤をまこうと思います。(すでに端はお隣さんがついでに除草剤まいてくれてました・笑)


ちらほら新芽が伸びてきました。
(1段目)



輪斑病のようす

2006年
8月15・16日
病気がひどかったので、農薬散布をしました。にしても・・・しんどい!!背負電気式の散布機でやったのですが、畑まで担ぎ上げるのでかなりの体力を消耗・・・あと2回ぐらいは散布しないといけないと思うのですが、今度は人を雇ってでも動噴でやろうと思います。

ん〜やっぱり農業はひとりではできません!!


次は秋肥です。その前に草引きしよう。
写真は撮ってません。
2006年
9月10日
8月末から仕事帰りにちょこちょこ草引きをしていました。草引きが終わった下段は4日に、上段は今日10日に秋肥を施肥しました。梶屋敷は8.5aなので、一茶を8.5袋×15kgです。

8月中に一度農薬をまいていますが、相変わらず病気があちこちに。よくよく観察してみると、虫(正体不明)に食べられたような丸い穴があちこちに空いており、その傷から病原菌が入り、輪斑病が拡大していました。

あとは本当ならもう一度草引きと、10月中頃に秋整枝をすれば今年の作業は終了なのですが、もう1回農薬まかないとダメかなぁ、見て見ぬふりをしようかなぁ(笑)と思案中です。



茶畑全体の様子


病気の出ていない部分


病気が出ている部分


穴を中心に輪斑病がくっきりと
2006年
10月18日
秋整枝をしました。午前中に池川(用居)の茶畑をやって、午後は邑田研究員さんも一緒に3人で梶屋敷へ行きました。

梶屋敷は広いので、やってもやっても終わらない〜♪3人なので交代で2畝やったら1畝休憩できるのですが、それでもしんどかった・・・化粧刈りもしたので全部2回ずつ刈ったということもありますが。結局休憩も1回はさんだものの、午後1時半頃から4時半ぐらいまでかかってしまいました。

二人に「絶対1反以上ある!」と言われ、今度面積を測り直してみることにしました。おかしいなぁ、ちゃんと測ったつもりなんだけど。


写真撮ろうと思ったのですが、
整枝に疲れて帰りはもう
どうでもいいやみたいな気分で、
結局撮りませんでした(笑)。
病気の葉が全部刈られて、
化粧刈りもしたので、
見た目はすごくきれいになりました。
来年新芽にいっぱい
病気が出たりして・・・


2007年
2月23日

用居に続いて梶屋敷でも、仕事帰りにちょこちょこ春肥を入れました。19日に上段に肥料(春用一茶45kg)を入れ、20日は浅耕しました。浅耕とは、肥料と土をクワで軽く混ぜ合わすことです。

下段は今日、天気が回復したので入れてきました。下段は春用一茶を65kg入れました。明日、浅耕してこようと思います。

それにしても浅耕していると嫌でも地をはうツルが目につく・・・ここから春になると新芽が伸びて伸びて・・・と思うと気が重いです。時々通って地道にツル取りをしようと思います。

そう言えば、この前施肥をするのにもう一度面積を測り直しましたが、前回と一緒でした。畑全面にぎっちりチャの木が植わっているので、広いような気がするのかも・・・




赤○が上段、水色の○が下段です。
特に上段が見た目より急斜面。
肥料を担いで上がるのにも
けっこう息切れします・・・

2007年
3月8日
今日は春整枝をしました。春整枝というのは、秋整枝のあとに風などで立った葉が茶摘みの時に混入しないように刈りならしをすることで、「化粧刈り」という作業になります。相変わらず一定の高さで刈るのは難しく、うまくできるようになるまでにはまだまだかかりそうです・・・

時折小雪のちらつく寒い日でしたが、暖冬のせいか、ちらほら新芽も出ていました。遅霜にやられないといいんですが・・・

ちなみに、一緒に手伝ってくれた茶業試験場の邑田研究員は、畑の中を縦横無尽に走るツル取りに夢中になっていました(笑)。私もこれから茶摘みの時期まで、地道にツル取りに励みます・・・


新芽が伸びてきています。


茶業試験場のお二人に
手伝っていただきました。
2007年
3月14日
春肥の2回目で「たまつゆ」という肥料を入れました。それでまた何日かかけて浅耕しました。

浅耕していると、近所の人が「除草剤まくときは水道使ってえいからね」と言ってくださいました。「私らぁ年寄りやき、除草剤まかにゃぁもう何ともならん」とも。私は草引きも除草剤まきもろくにしないで、いつも草ぼうぼうなんですが・・・(そして近所の人が気にして除草剤をまいてくれる・・・汗)今年はそうならないようにがんばります!

写真はありません。
2007年
4月6日
芽出肥(硫安)をまきに行きました。

最近は週3日ぐらいのペースで仕事帰り、ツル取りに通っています。しかしまだ上の段も終わらない・・・(泣)。先は長いですが、下の段の方が少しはツルが少ないはずなので、がんばって茶摘みまでにすませたいと思います。


新芽が伸びてきて、
うっすら黄緑色になってきました。

2007年
4月7日
今日やっと上の段のツル取りが終わりました。茶業試験場の人にも「上の段と下の段の上の方がすごかったから、もうちょっとがんばったら終わるでしょう」と言われました。そうあってほしい・・・

でも茶試でそう言われたのは二人目。さすが、お二人ともよく見てます・・・私なんか毎日通ってるのに全然見てない・・・


ちなみに初摘みを沢渡では17日、茶試は20日頃と見ているようです。早いなぁ・・・


引き抜いたツル。今日も大漁・・・
2007年
4月23日
ついに、ツル取りが終了しました!!やれやれ。通った総日数14日間、約17時間かかりました・・・なんとか茶摘みまでに間に合ってよかった。完全に全部取り除いたわけではないので、茶摘み前日にはもう一度点検しないといけませんが、かなり作業効率がよくなったと思います。これで茶摘みまで放っておいても大丈夫。5月入ってから摘み頃確認のために一度見に行こうと思います。

日も長くなったので、これからは用居へ通おうと思います。


現在の芽の出具合です。


だいぶ色がきれいになってきました。
私の茶は遅いですが、周囲では
そろそろ茶摘みが始まりそうです。

2007年
5月3日
茶摘みをしました。

助っ人3人にも来てもらい、茶業試験場の皆さんのご協力もあり、夕方には無事においしい煎茶となりました。お天気もよく、絶好の茶摘み日和でした。

上段はダニ被害がひどかったこともあって、収量が非常に少なく、上段と下段を合わせて約220キロの収穫となりました。また葉の質が悪かったのもあり、上段は生葉のまま農協に出荷しました。

上段は私が摘んだのですが、摘採面がデコボコだったというのを差し引いても、ひどい摘みようで(苦笑)、茎がいっぱいでした・・・上手に摘めるようにこれからがんばります・・・まずは用居がどうなるか・・・


よく伸びております!


お手伝いいっぱいで助かりました。


上段であまりに私が下手だったので、
下段は師匠コンビに
摘んで頂きました(汗)。

2007年
5月6日
雨だったので、試験場で摘んだ葉が乾くまで、上段の整枝に行っていました。摘採面がデコボコだったのもだいぶマシに・・・来年はもう少しうまく摘めるかな・・・葉がかなり切り落とされたので、ダニの害も少なくなりそうです。

下段は二番茶も採るので、近々二番茶摘採に向けて整枝に行く予定です。
雨だったので
カメラを持って行きませんでした。
2007年
5月29日
茶摘みをしてから、9日に整枝、21日に農薬散布をしました。どちらも茶業試験場の皆さんに手伝っていただいて無事に終了。

他、12日に施肥を、二番茶を採る下段だけやりました。

あとは除草作業をしておくのと、すそ刈り(茶畑の端を刈り込んでおくこと)が茶摘みまでの作業となります。


深めに整枝した上段
2007年
6月16日
二番茶を摘みました。少雨のため芽の出が悪く、ちょっと早いかな、と思いましたが、数日前に梅雨入りし、ちょうど摘み頃となりました。連日の除草作業も何とか間に合い、無事摘むことができました。

全部で160キロほど摘み、途中まで機械で揉んだ後、天日干しし、日干番茶を作りました。前夜の雨で少々湿り気味だったのと、より分け作業でだいぶ捨てたところもあるので、製品としては30キロないのではないかと思います。このお茶は高知市内のお茶商さんが全部買い取ってくださるそうです。二番茶はすごく安い(赤字?)なので、とても助かります。梅雨入りしたとは言え、一日いい天気で絶好の日干番茶日和でした。


天日干し中のお茶

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