仁淀川町(旧仁淀村)森のお茶畑


2006年7月3日〜2007年6月26日まで
2007年6月26日〜2008年6月14日まで
2008年6月26日〜2009年6月17日まで
2009年6月29日〜現在まで

2007年
6月26日
二番茶を摘んだ下段の整枝と、芽が出そろってきた上段の消毒作業をしました。

整枝は、茶を摘むとどうしても遅れ芽が出るので、茶摘み後10日前後に整枝をしないといけません。そうすると、だいたい全部の枝の芽がそろうからです。

今回は整枝を茶業試験場の師匠にお任せして、私は消毒作業をしました。動噴を借りて、非常勤さんたちにも手伝っていただいたので、30分程度で終わることができました。(ありがとうございました!)今はウンカ(ミドリヒメヨコバイ)と炭疽病が主な防除対象になります。効き目がありますように。

写真はありません。

2007年
7月30日
ちょっと時期的に遅めになりましたが、邑田研究員さんと西森技師さんに手伝って頂いて、上段の整枝をしました。樹勢がバラバラなので芽の出もいまいちそろってませんでしたが(笑)、今までに比べるとかなり摘採面のデコボコがなくなりつつあります。秋整枝でもう一度そろえれば、来年の茶摘みはそれなり、でしょうか。

摘採した切り傷から病気になったり、そろえるとまた新芽が出てくるので、病害虫防除は必須。来月もう一度農薬散布をすることになりそうです。

写真はありません。
暑かった・・・

2007年
8月10日
農薬散布をしました。今回はハマキ対策。ハマキというのは文字通り「葉を巻く」ガの幼虫で、巻いた葉の中にいます。チャ以外にもいろいろな木に付くので見たことがある方も多いのでは。それで、この虫には卵から孵化したときにしか農薬が効かないので、茶業試験場では孵化の時期を知るためにトラップを仕掛けています。本当はだいたいお盆の期間が孵化の時期なのですが、私が帰省するため、ちょっと早めに散布しました。

上段は整枝したばかりで、卵も地面に落下しているだろうとのことでしたが、農薬を多めに作っていったので、上段にも散布しました。上段はまた新芽が出てきた頃にもう一度農薬散布の予定です。

なんにせよ、夏の農薬散布は暑くて大変です・・・私の畑は狭いから割と早く終わりますが、茶農家の皆さんは大変だなぁと思います。
2007年
8月21日
上段の農薬散布の時期を見極めるために、ミドリヒメヨコバイの発生状況を見に行きました。ヨコバイというのは、通称ウンカと呼ばれる害虫で、葉や茎の液を吸います。いろいろな農作物に害を及ぼしますが、チャに付くのはミドリヒメヨコバイという種類です。すごく小さくて、きれいな黄緑色で、横にピンピン飛びます。

見た目それほどいるように思えなかったので、農薬散布は来週になりそうです。

あとは来週から再来週にかけて秋肥を入れます。そろそろ今年の茶畑の作業も終わりに近づいてきました。

上段の様子。
たいぶ新芽が出てきました。



下段の様子。
農薬散布のおかげできれいです。
2007年
8月31日
秋肥を入れました。今回は秋肥用混合肥料の「一茶」を反当100キロ計算で85キロです。のんびりまいていたら、あっという間に日暮れになって、日が短くなってきたのを実感しました。

これから今週は数日かけて肥料の混ぜ返しと除草作業をする予定です。雑草はそんなに生えていないので、3日ほど通えば何とかなりそうです。あとはもう一度農薬散布して、来月整枝をしたら今シーズンの作業は終了です。1年は早い・・・
写真無しです。
2007年
10月19日
秋整枝をしました。茶畑が広いので、左右2回整枝する秋整枝は今年もしんどかったです。

暑い時期の的確な農薬散布(茶業試験場指導)で病虫害はほとんど見受けられず、きれい。ハダニで収穫量が少なかった今年に比べ、来年はたくさん取れそうです。

あとはまた伸びに伸びたカズラ取りをしなければいけませんが、もう日が短くなって仕事帰りにはできないので、年が明けて日が長くなってから、地道にやろうと思います。


整枝前


整枝後
2008年
3月3日
2月28日と29日で春肥を入れました。用居と同様、肥料は「春用一茶」というお茶専用配合肥料です。混ぜ返しも一緒に済ませました。肥料は去年と同じ、反当130キロで、合計110.5キロ入れました。原油高のあおりか、肥料代が1袋(15kg)で200円ほど値上がり。なかなか厳しいです・・・

まだ日の入りが早く、混ぜ返しがこの2日では終わらなかったので、今日も行ってきました。

この畑、昨年からクワシロカイガラムシが大発生中・・・今年どうなるのか、ちょっと心配です。今年はバイエルのハダニ用農薬試験地になったので、さっそく来週に消毒作業があります。作業は増えますが、農薬代が浮くので助かります。


現在の状況
特に代わり映えありません。

2008年
3月7日
6日にダニの消毒作業をして、7日に春整枝をしました。秋整枝をやっているので、化粧刈りと呼ばれる、風で立った葉などを刈る作業です。機械はせっせと動きますが、刈る葉はほとんどありません。それでもこの作業をしておくと、茶摘みのときに古葉が混入するのを防ぎます。これ以上遅くなると新芽が伸び出すので、この時期に行います。

久しぶりに整枝機を持ったので、腕が疲れました。畑が狭いので、なかなか整枝も上達しません・・・慣れるぐらいやってみたいけど、しんどいだろうなぁ。

時折小雨の降る天気だったので、
カメラは持って行きませんでした。


2008年
3月18日
昨日と今日とで2回目の春肥を入れました。今度は「たまつゆ」という肥料です。反当40キロで計算で、ここでは36キロ入れました。

あとは半月後に今度は芽出肥(硫安)です。

さて、ぼつぼつカズラ取りにがんばりますか。


クワシロカイガラムシがついて
ボコボコの枝・・・



芽が動き出しました!
2008年
4月4日
昨日と今日とで芽出肥を入れました。今回は「硫安」というチッ素ばっかりの肥料です。お茶はチッ素をたくさん与えると、葉に旨み成分のアミノ酸が増えるので、おいしいお茶になります。ただ、茶産地では最近、肥料のやり過ぎによる河川の汚染なども問題になっており、一時期よりは全国的に施肥量は減っています。

肥料をやったあとには、クワで土と混ぜるなどして、降雨などによる流出を防ぎます。それはつまり肥料の効きもよくなりますので、一石二鳥です。ついでに除草の効果もありますので、一石三鳥とも言えるかも。何にせよ、混ぜ返しは大事です。


だいぶ伸びてきました。
2008年
4月11日
今年も継続中、カズラ取りに行ってきました。昨年がんばったおかげでかなり減りましたが、まだ残っているのもあります。でもこの調子でいけば来年はほとんどなくなりそうです。

だいぶ芽が伸びてきました。やっぱりこの時期は毎回写真を撮っておくと、茶摘み日の目安になるなぁと思ったので、こまめに撮ることにしました。というわけで今日の様子です。4日に比べるとだいぶ伸びてきました。




2008年
5月1日
昨年より2日早く茶摘みをしました。

朝一番、7時半に茶畑に行って1時間ほどカズラの見回り。ほとんど大丈夫でしたが、見逃しがチラホラと・・・それから茶業試験場と高知大学の学生さんたちに協力してもらって茶摘みをしました。今年も上段を摘ませてもらいましたが、去年の悪夢が強烈すぎたのか(笑)、かなり浅めに摘んだようです。おかげで茎はなかったけど、収量が少なかったです(笑)。下段は茶業試験場の師匠コンビにお任せして、私は一足先に帰り、製茶に取りかかりました。

最終的に収量は300キロあまり、反収にすると350キロと上々。製茶も無事にすんでほっとしました。


おいしそうによく伸びました。


ハダニの農薬試験をしたので、
担当の前試験場長と師匠は
摘む前にハダニチェック!(笑)



高知大学の学生さんと
先生が手伝ってくれました。
とても助かりました。
2008年
5月5日
小雨の中、師匠コンビと3人で整枝をしました。上段は見事に浅い(笑)。いっぱい摘み残しがありました(笑)。まぁこれも練習。しょうがない、しょうがない。

下段の下半分は更新しました。ばっさり刈るとクワシロカイガラムシがどっさり。あまりの見事な定着ぶりに師匠も苦笑い。早う消毒せんとみんな枯れちゃいそうだ〜
デジカメが壊れたので
写真がありません・・・
早く新しいの買わなくっちゃ(涙)
2008年
5月22日
一番茶を摘んでからは露草退治に通っています。が、今週は少しサボっていたので、久しぶりに除草に行きました。隣の茶畑はすでに露草が大繁茂。それを見てニヤリ(笑)。まぁ隣は除草剤であっさり終わるんでしょうが・・・

20日に師匠コンビで整枝をしてくれたそうです。いつもすみません・・・整枝に行った師匠によると、チャノナガサビダニが出ているので、近いうちに消毒作業をしましょうとのことでした。「見たろ?」と言われましたが、見てません(笑)。あ〜、まだまだです、ほんと。今度ルーペ持って行って見てみよう。

消毒もですが、近いうちにすそ刈りもしておこうと思います。ちなみにクワシロガイガラムシは雨で流れるらしいので、更新した部分は特に農薬をかけなくても大丈夫だろうとのことでした。で、更新しなかったところはどうするのかしらん・・・

*デジカメ新しいの買いました。手ブレ補正が付いているので、夕方の茶畑でもブレずに撮れて助かります。


更新をした下段上部と
しなかった下段下部



これがサビダニかな・・・?
2008年
5月27日
昨日、すそ刈りをしました。すっきりすっきり。

今日は朝一番に農薬散布をしました。メインの防除対象はサビダニですが、どうせかけるなら、ということで殺菌剤も混ぜてやりました。が、3月にやったダニの農薬試験の関係で、上段は散布できませんでした。まぁ、上の段はあまりダニも出ていなかったのでよしとしましょう。

早くも二番茶の新芽が伸び出していました。「あとは茶摘みを待つだけですね」の師匠の一言に、ほっ。露草退治も第一次は終了。今週は天気も悪そうなので、また来週畑に行ってみようと思います。あとは伸び放題のヤマイモ系のツルをどうするか・・・(笑)


すそ刈り前


すそ刈り後
2008年
6月3日
久しぶりに茶畑に行きました。ここの二番茶の茶摘みは13日の予定。あと10日です。思ったよりツルもカズラも少なくて、それほど通わなくても無事茶摘みができそうです。

ボツボツ芽が出てきました。
2008年
6月14日
13日に予定通りで茶摘みをしました。収量は100キロ。下段は半分更新をかけているので収穫はなく、ほぼ予想通りの収量となりました。

茶摘みはよかったのですが、翌日の紅茶づくりがとっても大変でした・・・1日の適正(?)加工量は50キロぐらいみたいです(笑)。来年は下段の上を更新すると思うのですが、二番茶は上段と下段別々に収穫するのが賢明のような気がします。


広げたら、ほら、こんなに・・・
写ってない分も相当量ありました。


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