仁淀川町(旧池川町)用居のお茶畑

2005年6月5日〜2006年5月11日まで
2006年5月20日〜2007年6月21日まで
2007年7月4日〜2008年6月19日まで
2008年6月19日から現在まで


2005年
6月5日
池川町の知り合いに茶畑の管理を任されました。

しかし・・・何しろ毎年放置されていたので、18年ぐらい経っているらしいのですが、全然木が育ってない・・・

試験場のよく手入れされた茶畑ばかり見ているせいでしょうか、なんだかチャの木がかわいそう。

今日は朝から夕方まで、一生懸命草引きをしましたが、1時間で10m進むのがやっと。3.5アールのこの畑がきれいになるのは一体いつなのか・・きれいに刈りそろえたはずの茶畑が緑に見えるのは、ひとえに雑草くんたちのおかげです(泣)。



茶畑全景


草引き前



草引き後

2005年
6月19日

再度草引きに。やっとこさ半分まで達しました。今日はこの前頑張りすぎて、あとの1週間疲れを引きずったので午前中のみで退散。でも今日は曇りで涼しくて良かった。あと半分、がんばるぞ。
写真撮るの忘れてました。ごめんなさい。
ちなみに草は5日より確実に
成長していました・・・
2005年
6月25日
残った半分を友人2名が手伝いに来てくれました。おかげでこの1日で残った草引きが終了。助かりました!

ついでに硫安(チッソ系肥料)をまきました。一応肥料の量も計算してみました・・・何事も勉強。
2005年
7月11日
雨も降っていなかったので、夕方茶畑に行って、茶畑の持ち主が以前買ってくれていた菜種油粕を40kgまきました。草で緑だった茶畑もお茶の葉で緑になりました!

肥料をまくだけ、と思っていきましたが、やっぱり草が気になって・・・(笑)。結局暗くなるまで茶畑にいました。

8月は暑いけど作業が多いのでがんばらねば。





2005年
8月25日
結局8月は忙しすぎて茶畑に行く余裕はなく、帰省前ギリギリに時間が取れたので様子見に行ってきました。

・・・ところが、予想以上に草の伸びがよくてびっくり。私の背丈ぐらいになっているところも・・・襲いかかってくるアブの集団を叩きながら結局2時間も草刈りしてしまいました・・・


9月は秋肥。秋肥用の肥料は高い上にたくさんまかないといけないので、教科書通りまくか否か、悩みどころです。
頑張って草刈りしすぎて気づいたときには
すっかり暗くなっていました。
と言うわけで写真がありません・・・
ごめんなさい。
2005年
9月19日
草刈りと秋肥を入れました。秋肥は「一茶」という農協が作っているお茶用の配合肥料を52.5kg入れる必要があるのですが、一茶は15kgで2千円とけっこう高い・・・台風で濡れてしまった油かすが15kgほど残っていたので、これを処分することにしました。

で、結局一茶を30kg、油かす15kg、硫安10kg、苦土石灰を35kg施肥しました。窒素分は教科書通りですが、秋肥は速効肥料と緩効肥料の両方が必要で、しかも微量成分もいるらしいので、やっぱり一茶を基準通り入れた方がいいんだろうなぁ・・・


施肥した肥料


最近の茶畑。濃緑です。



2005年
11月3日
知り合いの知り合いに助っ人をお願いして、秋整枝をしました。本当は10月中旬頃やらないといけないので、時期がもう遅いのですが、来年の茶摘みを考えるとやっとこうと思って。(秋整枝については10月のお茶畑参照)

整枝が遅くなって問題になるのは、来年の一番茶の芽の出が遅くなること。茶市場では日に日に価格が落ちるので、いかに早く芽を出すかが値段の勝負になっているのです。ですが、早く出し過ぎて遅霜にやられると、それこそ1年の苦労が水の泡になるので、その辺りが難しいところです。

私の場合はと言えば、逆に遅い方がいいかなと。面積が小さいので、受け揉み(茶工場へ製茶だけお金を払ってやってもらうこと)には出せないし、試験場で研修兼ねてやらせてもらおうと思っているので、遅くなって試験場の茶摘みがひと段落していた方がやりやすいからです。まぁどちらにしても試験場より用居の方が寒くて芽の出が遅いので、ずれるにはずれるのですが。


整枝機


整枝後の茶畑
2006年
2月21日
今日は試験場の人と「研修」ということで春整枝をやりました。

茶の状態も見てもらったのですが、やはり葉層が薄く、枝も細分化しすぎているので、台切りというかなり下まで切り下げて再生させてはどうかとアドバイス頂きました。

ただ、ここはとりあえず借りたものの、今後も世話をしていくかどうか未定。収穫も元々所有者さんの飲み茶用(自家消費用)なので、そこまで手をかけるべきかどうか・・・ちょっと悩んでいます。
整枝に一生懸命で
またもや写真を撮るのを忘れました・・・
でも11月とあんまり変わってません。
2006年
3月4日
今日は春肥をやりました。春肥は新茶の目の伸びと味を良くするためにやる肥料です。従来は2月と3月に分けてやるのが普通でしたが、農協がじわじわ効く肥料「春用一茶」を開発したので、今は1回ですむようになっています。

肥料をまいたあとは効きをよくするために土と軽く混ぜます。これがこの畑では大変。すでに草がたくさん生えていて・・・時間があまりなかったので半分ぐらいしか耕せませんでした。また来週・・・


これが「春用一茶」
今回は15kg×3袋施肥しました。



茶色い有機肥料のペレットと
白いじわじわ溶け出すコーティングをした
化学肥料が混ざっています。



茶畑の様子 すでに草が・・・
2006年
4月14日
今日は芽出し肥をやりました。芽出し肥とは、芽が伸び出した頃に、その芽に栄養が行くように与える肥料のことです。そのため、即効性のある窒素肥料の硫安を施用します。

久しぶりに訪れた茶畑は春草に覆われてまたもや草原に・・・(泣)。これではせっかくまいた肥料も雑草のためにまいているようなものです・・・仕事帰りに行ったのであまり時間もありませんでしたが、目につく草だけとりあえず引いてきました。ツルも巻始めていて、茶摘みの前には1日除草作業が必要になりそうです。
写真はありません。
あっても草だらけで悲しいだけ・・・(笑)
2006年
5月11日
週明けからの気温の上昇で、お茶の芽も一気に伸びて、今日無事お茶摘みをすることができました。茶業試験場から邑田研究員さんと西森技師さんが摘採機を持って来てくれて、3人でお茶摘みをしました。思ったより芽が出ていてホッとしました。

7日、8日と3時間ほど草刈りをして、何とか今日の茶摘みに間に合いました。でもツルは結局取りきれなくて、試験場の人にも手伝ってもらうことに…作業が滞ってすみませんでした…(反省)

それにしても、去年の様子を見返してもすごい草…やっぱり肥料が効いてるんですかねぇ。膝上まで伸びてどこまでチャの木でどこまで草なのかわからないぐらいでしたから…(笑)。特に芽出し肥は効果てきめんだっただろうなぁ…(泣)。ちょっとは茶にも効いてるといいけど…

茶は結局70キロ採ることができました。1反平均350キロとして、普通なら3.5畝で122.5キロ。やっぱり少ないけど、まぁいいことにしましょう。



芽が伸びて摘み頃!


やっぱり一番茶はきれいです。


茶業試験場の研究員さんと、
取材に来た高知新聞の記者さん。
摘み終わった摘採袋を前に。


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