2005年9月のお茶畑

2005年
9月26日
ちょっと時季はずれではありますが、今日は釜炒り茶の研修をしてもらいました。研究も兼ねてやったので、4種類の方法で、いろいろ製茶機も使ってやったのでおもしろかったです。

地域ではよく飲まれている釜炒り茶ですが、普通は薪を燃やしながら釜で炒るという、暑くて大変な作業も、試験場の釜炒り茶用の機械を使えば楽々でした。

品種は普段飲んでいる「やぶきた」と「宮崎24号」という釜炒り茶にするとおいしいと言われている品種を使いました。できあがってみると、やぶきたはいつもの慣れ親しんだ香りが、宮崎24号は花のような優しい香りがしました。後日の試飲が楽しみです。


釜炒り用の機械
(羽根が回ってかき混ぜる)



地域の人がする釜炒り

2005年
9月28日
5月に中切りした丸裸の茶の木はこんなに緑になりました。チャの木の生命力はたいしたものです。

今日は秋冬番茶を作りました。硬くなった葉を使った番茶です。夏の日差しをいっぱいに浴びた茶の葉もそれなりにおいしいそうです。

秋冬番茶は普通の煎茶と違って、煎茶の揉みの全4行程のうち、第1行程(粗揉)だけで乾燥させたお茶です。あまり揉んでいないので、葉の形そのままです。

価格が安いし、本当は畑へ入るはずの葉を摘み取ってしまい、畑の土がやせるので、やっているところは少ないのですが、なんでも勉強しておくとためになります。

これで今年の製茶は本当に終わり。来年の一番茶まで工場も休憩です。



中切りしたチャの木・その後
中切り直後を見てみる→


これを番茶にします。


摘み取った茶の葉
茎も赤くなっていかにも硬そう・・・



できあがった秋冬番茶


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