おいしいお茶のいれ方


「おいしいお茶のいれ方をHPで紹介してください」
というリクエストがあったので、アップしてみました。
偉そうに書きましたが、いろんな人からの受け売りです(笑)。
記憶違いがあるかもしれませんので、気づいた方はぜひ教えてください。
なお、これは
煎茶のいれ方です。


おいしいお茶のいれ方のポイントは、お湯の温度お茶の葉の量です。

■お湯の用意■
お水は湧き水がおいしいと言われる方が多いですが、日本国内であれば、水道水をしっかり沸騰させれば問題ありません。お湯が沸騰し始めてから2〜3分はしっかり沸騰させてカルキを抜きましょう。気になる方は5分ぐらいやってもよいかもしれません。ぬるめでいれるときも、きちんと沸騰させたものを冷まして使いましょう。

■お茶を入れる適温■
お茶はぬるめでいれると旨み、熱めでいれると香りが引き立ちます。上質茶の場合はぬるめで、そうでもないお茶は熱めでいれるとおいしく飲めます。ぬるめの目安は60〜65度、熱めの目安は70〜75度です。

■お茶の葉の量■
お茶の葉は上質茶はしまりがよいため重く、質が落ちると軽くなります。ひとり分の目安は2〜3gです。上質茶の場合はティースプーンで1杯がひとり分ですが、やや質が落ちる場合にはそれより多めにしましょう。また、お茶の葉は少ないより多めの方がおいしく飲めますので、ケチらず使いましょう。

■いれ方■
適量の茶葉に適温のお湯を注いだら、あとは1分半程度そのまま置いてください。茶の葉がほどよく蒸せたら、湯飲みに濃さが一定になるよう少しずつ注ぎ分けましょう。最後の一滴までしっかり注ぎます。これは最後の方がやはり旨みが濃く出てくるのと、二煎目をおいしくいただくためのコツです。

■二煎目をおいしくいれるには■
○一煎目でよくお湯を切ったら、急須のふたを開けます。茶こしが中にないタイプの急須であれば、注ぎ口に偏った茶の葉を急須を外から軽くたたくなどして返します。

○二煎目を楽しむときは、一煎目より熱めのお湯でいれましょう。一煎目で旨みが出てしまっているため、二煎目では熱めのお湯で香りを楽しみましょう。

○すでに茶葉は蒸らされた状態ですので、お湯を入れてから置く時間は一煎目より短めにしましょう。

○一煎目から時間を置くと香りが飛んでしまい、おいしくなくなりますので、二煎目は早めに飲むことをおすすめします。


■その他■
○1回で2人分以上いれることがおいしくいれるコツです。

○一般的にお湯をまず湯呑みに注いでから急須に入れるのは、お湯の量をはかるためと、お湯を冷ますためです。湯飲みを温めることが主目的ではありません。

○外気温や湯飲みの大きさなどによって、お湯の冷め方が違ってきますし、お茶の葉によって蒸らす時間やひとり分の量も変わってきます。また、お茶は嗜好品ですので、人それぞれ、好みの濃さなどがあるでしょう。毎日いろいろ試してみて、自分流のお茶のいれ方を見つけてくださいね♪


■余談■
○古くなってしまったお茶は、きれいに洗った鍋で軽く乾煎(からい)りしてみましょう。香りがしてきたらできあがり。熱めのお湯(90度くらい)で飲むとおいしいです。煎るときにこがさないようにしてくださいね。夏は麦茶のように、これをヤカンでいれて流水で冷やして飲むのもおいしいです。乾煎りすると味が持ちませんので、飲むたびに飲む分だけ煎るようにしてください。

○お茶はお茶屋さんで買うことをお勧めします。かぶせ、深蒸し、浅蒸し、産地など、自分の好みを探してみると楽しいですよ。茶商さんの合組(ブレンド)の腕次第で、安価でもおいしいお茶が見つかったりしますので、何軒かのお茶屋さんを試してみるのもおもしろいでしょう。



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